規則正しく並んだイジングスピン(↑と↓しか向きが取れないスピン)の集まりを考えたとき、
隣のスピンを同じ向きに揃えようとする相互作用が働いてる場合、
ある温度以下では多くのスピンは同じ向きに揃ってしまいます。
隣のスピンを逆向きに揃えようとする相互作用が働いてる場合、
ある温度以下ではスピンは↑↓↑↓・・・上向きと下向きを交互に取るようなスピン配位になります。
どちらの場合も高温では熱ゆらぎの効果が支配的でスピンは一つのスピン配位に落ち着くことができません。
さて、同じ向きに揃えようとする相互作用と逆向きに揃えようとする相互作用がごちゃまぜにある場合、 スピンはどのような振る舞いを見せるでしょうか?
(文責:長谷川)