Vine4.0はとてもいいsystemだけど、面白味がないな。
というわけで、Gentoo 2006.1をインストールする。
マシン構成は、前回と同じだけど、もう少し詳しく書いておく。
CPU: Celeron 2.0GHz(Northwoodコア)
メモリ: 512 MB
HDD: seagate 120GB
MB: intel純正(845シリーズのどれか)
VGA : RIVA TNT 16M PCI
USB接続の外付けマルチドライブから起動。
基本的には、ハンドブック通りに進んでいけばよい。
http://www.gentoo.org/doc/ja/handbook/handbook-x86.xml?part=1&chap=0
今回は、genkernelをつかってのインストールである。
はまりどころを列挙。
・5.e. コンパイルオプションの設定
-march=フラグの設定であるが、Celeronはコアによって渡すフラグが異なるので気をつける。
簡単に言えば、Pentium4コアのCeleronであれば、フラグはpentium4でいいよ、ということだ。
http://www.interq.or.jp/japan/s-imai/tcltk/msys_mingw.html
・8.c. システム情報
/etc/conf.d/keymapsの編集だが、日本語106キーボードの場合
KEYMAP="jp106
SET_WINDOWKEYS="yes"
と入力しておくこと。
・10. ブートローダを設定する
FDDを搭載していないマシンでgrubのインストールをする際には、grub-installに--no-floppyオプションを渡せば良いはず...なのだが、うまくいかない。
ありもしないFDDを読みに行って、はじかれてる感じだ。
ググってみたところ、/boot/grub/device.mapからfd0に関する記述を削除すれば良い、とのことだか、やっぱりうまくいかない。
解決策→上記のような修正を加えた後、grub-installを使わず、手動でインストール。
とりあえずbootするようになった!
このあとやったこと。
・UTF-8環境で運用を考えている場合、USEに"nls cjk"を追加する。
・sudoパッケージの導入。
#emerge app-admin/sudo
設定:http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/rensai/unix_sec05/unix_sec01.html
・デフォルトインストールだと、システムクロックがUTCに設定されている。日本標準時(JST)を使っている場合には、/etc/conf.d/clockのCLOCKの値を
CLOCK="local"
とする。
・sshからのrootログインを禁止する。
/etc/ssh/sshd_configの、PermitRootLoginの値を
PermitRootLogin no
とすること。
・logrotateを導入しないと、logが溜りっぱなしになってしまうので対処。
emerge logrotate
設定は/etc/logrotate.confに書くのだが、これはデフォルトのままで良い。
さらに、勝手に/etc/cron.daily/以下に起動用シェルスクリプトを書いてくれる。
Ref)http://nekhet.ddo.jp/item/848