読んだ本の記録
(Made improvements as needed)
☆ルール
- 一ヶ月に最低一冊は本を読む(忙しいのを言い訳に本を読むことをさぼらない)
- 専門書はノーカウント(啓蒙書はいいのか?)
- 気になったことがあったらコメントを付けておく(備忘録として)
- 随時更新
>>2007 Nov.
- 『間宮兄弟』 江國 香織 小学館文庫
- 『UNIXという考え方 その設計思想と哲学』 Mike Gancarz/著 芳尾桂/監訳 オーム社
できるUNIX使いはシェルを書く。
>>2007 Dec.
- 『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』 城 繁幸 光文社新書
- 『ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか』 梅田 望夫 ちくま新書
<上二冊分のコメント>
どちらも、会社に入った後もボーッとしてると終了するよ、という話。
常に「何が自分にとって没頭できることなのか?」という問いかけを怠るべきではない。必要なら転職やWebで生きる道を探すの
も一つの手である、と。
特に、『ウェブ時代を行く』の方では、その「自分の没頭できるもの」の探し方についても言及している。その具体的な
実践法としてロールモデルを挙げている。これは、直感的に好きだと思ったものの中から本質のみをえぐり出し、その本質
を視点として他の選択肢を選ぶという方法である(言葉にすると普通だな....)。
- 『過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか?』 池田 信夫 アスキー新書
ムーアの法則=半導体の集積密度は18ヵ月で2倍になる
- 『不完全性定理 数学的体系のあゆみ』 野崎 昭弘 ちくま学芸文庫
導入部の数学の歴史が面白い。後半の超数学の話はやや消化不良気味。暇を見付けて読み直すこと。
>>2008 Jan.
- 『経済物理学の発見』 高安 秀樹 光文社新書
経済物理学の目標=お金の世界の基本法則を詳細なデータからさらにきちんと把握し、さらに、自然法則をも踏まえた上で
、小さなニーズも取りこぼさないようなあらゆるスケールに対応できる経済システムの基盤を作ること
- 『スモールワールド・ネットワーク 世界を知るための新科学的思考法』 D.Watts 阪急コミュニケーションズ
バラバシのネットワーク科学啓蒙書『新ネットワーク思考』のWatts版。「バラバシにおいしいところ持ってかれた!」的な
エピソードが幾つかあり、ネットワーク科学が盛り上がり始めたころの熱気を感じる。
いくつかのWattsの論文の背景について知る手がかりになる。リファレンスがまったくないのが残念。
>>2008 Feb.
- 『2010年 NTT解体』 日経コミュニケーション 日経BP社
2006年の竹中懇談会で打ち出された「NTT解体」から、現在のNTTの組織的問題、及び日本の通信業者の行く末を紐解く。
読み物としてとてもおもしろい。NTTグループ各社の説明会に行くと必ず出くわすNGN(Next Generation Network)についても
少しだけ言及されている。
- 『対訳 武士道』 新渡戸稲造(新渡戸稲造博士と武士道に学ぶ会 編) 三笠書房
We may reverently say, politeness "suffers long, and is kind; envieth not, vaunteth not itself
, is not puffed up; does not behave itself unseemly, seeks not her own, is not provoked,
takes not account of evil."
礼は「長い苦難に耐え、親切で人をむやみに羨まず、自慢せず、思い上がらない。自己自身の利を求めず
容易に人に動かされず、およそ悪事というものをたくらまない」ものであると言える。
- 『てのひらの迷路』 石田衣良 講談社文庫
短編集というか、エッセイに近い。さらっとしていて良い。
- 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』 桜庭 一樹 富士見書房
文庫版は表紙が恥ずかしいので買えない(ォ。
>>2008 Mar.
>>2008 Apr.
- 『ブルータワー』 石田衣良 徳間文庫
一気に読んだ。
9.11で受けた衝撃を、とにかく何かの形にしたかった作者の気持ちを汲む本。detailについて
とやかく言うのは野暮であると思う。
- 『逝年』 石田衣良 集英社
『娼年』の続編。都合が良すぎる展開だなぁ、と思いながらも楽しい一冊。
- 『赤い長靴』 江國 香織 文春文庫
なんでこの人の本はいろんな出版社から出るんだろう。
>>2008 May.
- 『クワイエットルームにようこそ』 松尾スズキ 文春文庫
軽くて強い。
>>2008 Jun.
- 『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 祥伝社文庫
- 『図書館戦争』 有川浩 メディアワークス
・正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない。
・選ぶべきものを選ぶときに選びかたを躊躇する奴は口先だけだ
- 『傷つきやすくなった世界で』 石田衣良 日経プレミアシリーズ
救われた心地がした。
- 『蛇を踏む』 川上弘美 文藝春秋
>>2008 Jul.
- 『図書館内乱』 有川浩 メディアワークス
- 『図書館危機』 有川浩 メディアワークス
- 『人のセックスを笑うな』 山崎ナオコーラ 河出書房新社
- 『図書館革命』 有川浩 メディアワークス
- 『別冊 図書館革命1』 有川浩 メディアワークス
>>2008 Aug.
- 『グーグーだって猫である 小説版』 大島 弓子 (原作), 麻井 みよこ (著) 角川文庫
- 『オブジェクト指向でなぜつくるのか 知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識』 平澤 章 日経BP社
- 『カンブリア宮殿 村上龍×経済人』 村上 龍 (著), テレビ東京報道局 (編集) 日本経済新聞出版社
- 『ぼくは勉強ができない』 山田 詠美 新潮文庫
>>2008 Sep.
- 『新編 銀河鉄道の夜』 宮沢 賢治 新潮文庫
盛岡に行った記念で読んだ。銀河鉄道の夜以外にも、オツベルと象やよだかの星など、多くの作品が収録されていてお買い得。
- 『夜は短し歩けよ乙女』 森見 登美彦 角川書店
>>2008 Oct.
>>2008 Dec.
- 『ゆっくりさよならをとなえる』 川上 弘美 新潮文庫
>>2009 Jan.