cale Free Network上のIsing modelについて発表する。
cale free network上のIsing modelはすべての有限温度で磁化することがこれまで報告されてきた。
しかしこれまでの先行研究では、例えば
(1)次数1の頂点(端点)の無視、(2)ネットワークの向き付けの無視、など幾つかの仮定がなされている。
しかし実際のネットワークでは端点に膨大に存在し、端点の影響を考えた時ネットワークの振舞いは全く異なったものになることが考えられる。
前回の発表ではCayley tree構造をもつScale Free Network上のIsing modelにおける系全体の磁化、
零磁場感受率を計算することで端点の存在が系の振舞いを全く異なるものにすることを明らかにした。
今回は計算をさらに推し進め、Cayley tree構造をもつScale Free Networkにおける任意のスピンの感受率を導出した。
その結果は、treeの内部部分にあるスピンがこれまでの先行研究で報告されていたような振舞いをすることを示唆する。
具体的な内容を報告する。