日本物理学会において東大理 竹内一将氏らによって行われた 表題の講演とその背景について紹介します。
吸収状態への相転移は疫病の伝播や森林火災、 化学反応など多種の系にみられる普遍的な現象である。 非常に多くの系の転移がDirected Percolation(DP)とよばれる ユニバーサリティクラスに属することが 理論的な研究で示されているが、 これまで実験的な検証がないことが問題とされていた。 今回液晶電気対流系のDSM1-DSM2転移においてDPクラスと 精度良く一致する臨界指数が初めて得られた
参考 日本物理学会講演概要集 2007年年次大会 領域12, 20pTC-12