A multi-modular tensegrity model of an actin stress fiber

細胞とは多様なダイナミクスを起こす物質として知られており、その一端を担う 物質に、細胞内線維のストレスファイバーがある。 このストレスファイバーは張力を発生させる線維として、細胞に大きな影響を与 えていることが知られているが、 その正確な分子構造は今現在、ほとんど解明されていない。 だが、このストレスファイバーをTensegrity構造を用いて仮想的にモデル化し、 このモデルの振る舞いを調べると、 実際のストレスファイバーの振る舞いと非常に良く合致している、ということを 示したシミュレーション実験が報告された。 本発表では、このシミュレーション実験をまとめた論文 "A multi-modular tensegrity model of an actin stress fiber" Yaozhi Luo, Xian Xu, Tanmay Lele, Sanjay Kumar, Donald E. Ingber (Journal of Biomechanics 41 (2008) 2379-2387) を紹介する。

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