計算時間O(N)の長距離相互作用系モンテカルロ法

格子上の最近接などの短距離相互作用型のN自由度系では 相互作用するペアの数がO(N)であるのに対し、 長距離相互作用のある系ではO(N^2)になるので、 数値計算をする上で、容易にサイズを大きくすることができない。 今回はイジングスピン系に対して最近開発されたO(N)のモンテカルロ法に ついての論文[1]の肝を、簡単な例を用いて紹介する。

[1] K.Fukui and S.Todo, J. Computational Phys, 228 (2009) 2629.

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