Monte Carlo simulation for ferromagnestic Ising model on Growing Random Network(GRN)

近年, 複雑ネットワーク[1] やnon-amenable graph[2] といった特殊なグラフ上 での協力現象の研究 が盛んに行われている.特にある種のネットワーク上では従来のユーグリッド格 子系では見られない型の相 転移が起きることが報告されている。特殊な相転移が発生する例として Growing Random Network(以下GRN)上のイジングモデルがある。 この系では相関体積の発散する温度と磁化が立ち上がる温度が異なることが 平均場的な解析から判明している[3],[4]。 このような相転移が発生する場合、数値計算から解析する方法が確率していない。
今回の発表では数値計算から解析する方法を提案する。

[1] S.N. Dorogovtsev, A. V. Goltsev and J. F. F. Mendes Rev. Mod. Phys. 80 1275 (2008).
[2] T. Nogawa and T. Hasegawa, J. Phys. A: Math. Theor. 42 145001 (2009).
[3] O. Costin. R. D. Costin and C. P. Grunfeld, J.Stat. Phys. 59, 1531 (1990).
[4] M. Bauer. S. Coulomb. S. N. Dorogovtsev, Phys. Rev. Lett. 94, 200602 (2005).

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