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Ubuntu 8.04でImageMagickをソースからビルド

Ubuntu 8.04で用意されているImageMagickのパッケージに入っているconvertには不具合がある...ような気がする。
具体的には、以前のエントリで書いたepsからjpgの変換がうまく行かず、出来上がったjpgが白黒反転していたり真っ黒だったりする。
これでは仕事にならないので、ImageMagickの最新版をソースからビルドすることにした。

1. kddilabのftpから最新版の
tar.gz.をダウンロード
今回はImageMagick-6.4.3-5.tar.gzを用いた。

2. tar玉の展開&ディレクトリに移動
$ tar xvzf ImageMagick-6.4.3-5.tar.gz
$ cd ImageMagick-6.4.3

3. デフォルトの設定でコンパイルしていいなら、そのままconfigure
$ ./configure

4. コンパイルして(makeして)、インストール
$ make
$ sudo make install

これでインストールは終了だが、実際に実行してみると
$ convert hoge.eps hoge.jpg
convert: error while loading shared libraries: libMagickCore.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory

とかエラーを吐く。
これは、/usr/local/lib/にある、libMagickCore.so.1をなぜかconvertが見に行ってくれないのが原因である。対処法としては、/lib以下にこのシンボリックリンクを張っておいてやれば良い。
$ sudo ln -s /usr/local/lib/libMagickCore.so.1.0.0 /lib/libMagickCore.so.1
このあとさらに
$ convert hoge.eps hoge.jpg
convert: error while loading shared libraries: libMagickWand.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory
とか言われたので、同様に
$ sudo ln -s /usr/local/lib/libMagickWand.so.1.0.0 /lib/libMagickWand.so.1
としておく。

これで無事にepsからjpgに変換できるようになった。

Ref: http://vermelho.jugem.jp/?eid=121